2011年12月 のアーカイブ | 南の雑記

気になった記事 オルタニング現象(造語)

雲が落ちてくるような光景が見えた東京でオルタニング現象というのが話題になりGoogle検索ワードランキングで1位になったそうです。

ただ、オルタニング現象というのは誰かが作った言葉でウィキペディアにのせられていたそうですが、現在は削除されています。

東京で雲の落下画像がアップされ、何だろうと話題になっていたところに「これは『オルタニング現象』だね。ググってみ」と投稿があったそうで、それで検索ワードランキングで急上昇したそうです。

けれど、オルタニング現象というのは造語で誰かが意図的にウィキペディアに書いていたみたいです。

目的は不明みたいですが、こういったネットの情報でまどわされるのって興味深いです。

オルタニング現象については明らかな造語で、ネットのニュースにもなっていましたが、嘘の情報をそのまま信じているままというのもありそうですよね。

オルタニング現象については、私はネットのニュースを見て知りましたが、その前に、実際の雲が落ちる様子や画像、書きこみを見てググってオルタニング現象の内容を読んでいたらそのまま信じてずーっとそのままだったと思います。

いろんな情報に惑わされているというか動かされていて気付いていない可能性もあるんだな。とあらためて思いました。

小説の冒頭

小説の冒頭を読み比べて読みやすく入りやすい小説とはいりにくい小説の違いとは何だろうと思いました。

何冊か読み比べてみて、私が個人的にすんなりはいりやすいなと思った文章は、音や情景が具体的に述べられているものでした。想像しやすいものの具体名称が述べられているものが想像しやすく読みやすかったです。

それに比べて、読みにくいというか読みたいと思えなかった小説の冒頭を作者の考え、思想が登場人物のセリフに投影して述べられていたものです。
具体的すぎる考えがしっくりこないというかおしつけがましく感じるというか、自分とは違うなとすぐに思ってしまい入り込めず、そのあとも自分とは違うなと思える文章が書かれているのだろうと思うと読みたくなくなりました。

具体的な音や情景などは、読み手の想像力をふくらませ、
具体的な思想、考えはおしつけられることにより読み手の思考を止めるのではないかと思いました。
あくまでも私自身の感想ですが。

普遍的なことを書くことにより想像の幅が広がるのでしょうか。

あとは、句読点の使い方は関係あるのか少し調べてみたいです。
昔の小説よりも現代小説の方が一文の長さが短くなっているようです。
具体的に数値を出している資料を見たことがあります。

坂の上の雲 第三部開始

NHKの坂の上の雲が好きで、楽しみにしていたところようやく第三部が開始されました。
1部を見たときにすごく楽しくて楽しみにしていたところ、3年がかりとしって待ち遠しい気持ちでしたが、あっというまにあれから2年。
また坂の上の雲を楽しもうと思います。知れば知るほど、当時の状況を詳しく知りたくなります。
坂の上の雲では、ただ日露戦争の戦いを見せるだけでなく、戦争の為にお金もいるし当時の日本にはお金がないので公債を募集しなくてはいけないし、集めるためには、勝てると思わせたり、日本に投資する価値があると思わせなくてはいけないというのが伝わってきました。

当時の日本の一年の一般会計の何倍の戦費が必要だったのか。
普通に考えて少し前まで鎖国していた小さな国がロシアという大きな国に勝てるわけないと思わるけれど、勝ちにもっていったのがすごい。
けれど、まぐれで勝ったわけではなく、小さな積み重ねで勝ちをもぎとったのが調べてわかりました。

勤勉で命令に従事する一兵卒までロシアより能力が高かったんですね。
戦後、捕虜になった日本兵が欧米で論文を発表して欧米の知識層に衝撃をあたえたそうですね。
当時の日本の識字率が70%で欧米が20%程度だそうで、ロシアだと貴族階級しか字の読み書きができず、日本は一兵卒でも字が読めるので複雑な兵器の扱いも説明書を読み身につけることができるし、命令書も読むことができたんですね。

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